
ニッケルは錆びにくいため、ブラジャーのホックやベルバックルなど幅広く使われています。意外と気づかないのは、クロムを使ってなめされた革製品ですよね。その証拠に時計のバンドなどは、汗をかく部分と接触して湿疹をおこしやすい部分です。
金・銀・プラチナはアレルギーがおこりにくい素材といわれていますが、絶対にアレルギーを起こさないわけではありません。
原因は人それぞれ違いますので、金や銀やプラチナだけでなく、純チタンが原因物質の方も実際にいるようです。また、おこりにくい素材だから大丈夫と思っても、純度が低いと原因の金属が含まれている場合があります。
例えば、純金(24K)は柔らかすぎて傷がつきやすいため、そのままだとアクセサリーには向いていません。そこで、アクセサリーには、銀・銅・ニッケルを混ぜて固くした18Kや14Kが多く使われています。ほかにも、プラチナはパラジウム、シルバーは銅が混ざっています。
したがって、結婚指輪や誕生日プレゼントなどたいせつな贈り物は、どの素材が大丈夫か前もって相手に確認してから購入することをオススメします。
同時に、アクセサリーを購入するときには「ニッケルフリー」「ノンニッケル」などの表示があったり、使用している金属が明記されているものがあるので、アクセサリーを購入する時には、どんな金属が使用され、どんな加工が加えられているのかを必ず確認しましょう。
また、金やプラチナは軟らかいので、銅やニッケルを混ぜていますが、同様にチタンにもバナジウムが加えてある合金が存在します。
チタンはチタンでも、実は合金だったり、チタンと書いてあっても純度の記載がない商品だったり、加工方法が記載されていな勝ったりする商品は、購入するのはやめましょう。一番危険なことは「チタン」と聞いただけで100%安心してしまうことですよ。
もし金属と接触している部分がかぶれたり、かゆみがあるなどの症状が出たら、ひどくなる前に早めに皮膚科を受診してくださいね。それと自分が金属アレルギーかどうか疑わしい場合には、まずは病院へ行ってパッチテストを受けましょう。